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2020.04.10

新年度を迎えて (2014.04)

新年度を迎えました。
 3月には卒園式を行い、又小学校を卒業した卒園児たちのお祝いの集いもしました。幼稚園卒園から6年が経って、すっかり大きくなった皆さんが揃ってくれて嬉しいことでした。これから始まる中学、高校時代は大人に向かって心身共に劇的に変化する時です。それだけにともするとバランスを失ってつまずき易い時でもあります。大人になる準備がしっかり出来るように、大事に過ごしてほしいと、はなむけの言葉を贈ることでした。
 さて、幼稚園では新入園児を迎えての新年度が始まりました。教職員それぞれが心躍る思いで新年度の準備をしました。昔から「三つ子の魂百まで」と言われる大事な時期にある子どもさんたちに、関わることのできる喜びと責任の大きさを感じながらのスタートです。
 幼児期に身につけたい大事なことに、基本的生活習慣があります。食事・手洗い・入浴・睡眠時間などの健康や衛生に関すること、挨拶や言葉使いなどの人との関わり方など、健康でしあわせに生きる基本になることです。これらは家庭や幼稚園で毎日繰り返すうちに身に沁み込んで、いちいち考えなくても体が動くようになる生活のクセみたいなものです。ですから一旦良くない習慣が身についてしまうと、直すのはなかなか大変です。毎日何気なく耳にしたり目にしたりする大人の言動は、子どもたちに大きな影響を与えます。良い習慣が身につくように大人が良い手本を見せましょう。
 昔から、「子どもは大人の言う通りにはしないが、する通りにはする」と言います。また、「言って聞かせて、して見せて、褒めてやらなければ」うまくいかないとも言います。
 優しさや喜びや感謝の言葉。
 明るい前向きな言葉。
 やる気が出る、励まされる言葉。
 苦しい時にもなげやりにならずコツコツと努力する姿。
 結果より過程を大事にする。
 出来なかったことよりも出来たことを評価する。
 健康にプラスになることを大事にする等々。
私たち大人が心がけたいことはいろいろあります。
 環境の影響は大きいものがありますが、最大の環境は周りの人だと思います。人生に対する基本的な姿勢や態度が形作られる幼児期を良い環境の中で過ごせるように、力を合わせましょう。