園長ブログ

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2020.02.06

無題(2013.06)

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。幼稚園も年度が変わって2ケ月が経ちました。5月病という病気がありますように、新しい環境にうまく馴染めず、不安や緊張から体調を崩してしまったりします。梅雨に入ってうっとうしい日が多くなりますが、生き生きとした毎日であるように願っています。
 幼稚園では去る3月下旬に、卒園児の小学校卒業祝いをしました。指宿幼稚園には十数名が集まってくれました。柳和幼稚園は小学校の隣にあるという立地条件もあって、卒業式終了後、保護者もいっしょに全員が幼稚園に揃ってもらいました。
 幼稚園の卒園から6年、すっかり大きくなった皆さんを見て、私たち教職員が「大きくなった、大きくなった」と言う一方、久しぶりに幼稚園に集まった皆さんは園児用の机や椅子を見ながら「小さい、小さい、こんなに小さかったんだ」と驚きの声をあげていました。学校の行き帰りに、時々見かけることはあっても、みんなが揃ってみると、改めてその成長を実感することでした。
 お祝いの集いでは、先ずお仏壇の前で、小学校生活を無事に終えたことへの感謝のお参りをしました。次いで、お祝いの挨拶、茶話会といった内容で、楽しい集いができました。「小学校の次は、中学校、高等学校です。年齢は十代。いわゆる子どもから大人への境目に入ります。身も心も大きく成長する時ですが、急激に変化する体や心のバランスを取るのが難しい年代でもあります。いろいろとトラブルを起こしたり、面倒に巻き込まれやすく、人生で一番危ない年代でもあります。そういう時期だから、油断せずにしっかり歩んでいってほしい」と話させてもらい、小学校卒業という一つの節目を越えて、次の段階へと進んでいく皆さんの幸せを心から願うことでした。
 私たちが生きて行くのは、困難の多い長い道のりです。何が起こるか分からない世界ですが、あみだ如来さまを始め、多くの人たちが見守り支えていてくださいます。しっかりと困難を乗り越えていって欲しいものです。
 入学、卒業、就職などの人生の節目や誕生日などには、家族揃って、この日を迎えることができたことへの喜びと感謝のお参りをいたしましょう。そして、自覚と覚悟を持って進んでほしいと思います。