園長ブログ

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2018.11.17

『幼児期は結果ではなく、途中の評価を。』 (2012.10)

大分涼しくなってきました。幼稚園では運動会を控えて、一生懸命な練習が続いています。運動の得意な子、苦手な子それぞれですが、みんなで励ましあいながら練習に取り組んでいます。運動会当日には一段と成長した姿を見てもらえると思います。応援をよろしくお願いします。
 幼稚園時代には、人間としての基礎を培う時です。私たちの世界には難題が山積みされています。そういう世界を生きるという事は、正解のない応用問題を解き続けていくようなものです。そこを生き抜く力となるのは、諦めない、投げ出さない、やけを起こさない、応援してくれる人がいるという確信と、きっと乗り越えられるという自分への信頼感などです。幼児は周りから支えてもらいながら、そういう力を身につけていきます。
 幼児期は「試行錯誤」の時代と言われます。失敗をしながら学ぶ時代です。何度も失敗をしながら、それにめげずに諦めずに取り組んでいる時こそ、大いに褒めて励ましてください。
 幼児期は結果がどうというよりも、途中を評価し認めてもらうことが大事なのです。途中の努力を認めてもらえず、結果ばかりで評価されますと、良い結果になりそうになかったり、苦手なことには、最初から手を出さなかったり、すぐに人に頼ったりするようになります。
 困難の多い世界を生きていく基本的は姿勢や態度が身につくように、しっかりと支え励ましてやってください。